初回来店のお客様が次回の予約を入れて帰ってもらえず、ほとんどリピートしてもらえないけど、どうすればいいかわからない💦
しばらく通ってくれたお客様も、少しすると予約が入らなくて自然消滅してしまう
自宅サロンだから一度にたくさんのお客様が来すぎると困るから、大宣伝はできないし集客にそんなにかけられない
多くの個人サロンや自宅サロンのセラピストさんの最大の悩みは、リピート率が低いこと。
実際に「サロン開業3年廃業率90%」と言われるようになって10年近く経っても、その現状は改善していないようです。
この記事では、サロンとスクール開業20年目の私が実感している、開業セラピストのリピート率がなぜ上がらないのか?その理由と、新規集客に必死にならなくてもお客様から「あなたでないとダメなの」と選ばれるセラピストになる方法をご紹介します。
サロン経営がうまくいかない最大の原因は、リピート率が上がらないことです。
リピート率さえ上がれば顧客の絶対数の少ない個人サロンでも、十分経営を成り立たせることはできるんです。
まずは、リピート率について見ていきましょう。
リピート率の出し方
簡単にリピート率と言いますが、実際にご自分のサロンのお客様のリピート率をしっかり計算しているセラピストさんは少ないようです。
ここではまず、リピート率の出し方を見ていきましょう。
リピート率とは
一般的に言うサロンのリピート率とは、一人のお客様が初回来店されてから、3回以上繰り返して来店していただいている人数の割合を言います。
安定的にサロン経営をしていくためには、リピート率は50%は必要だと言われています。
ただ、私がこれまで出会ってきた生徒やセラピストさんで、この50%のリピート率を実現できている人は殆どいませんでした。
特にスクールを訪れるセラピストさんの殆どは、リピート率が10〜30%のため「何とかしたい!」と思って来校されたのです。
繰り返しますが、リピート率50%が安定経営ができる最低ラインだと言われていますので、ドリームヒントのスクールを訪れたリピート率30%を切るセラピストさんたちは、本当に大変な思いをしてサロンを続けてきた人ばかりでした。
夢のサロンを開業したけれど経営が成り立たずに、副業や兼業しながら頑張ったけれど泣く泣く廃業するセラピストさんが多いのも、厳しい現実です。
A:サロンの顧客の全体数
B:3回以上続けて来店された顧客数
B÷Ax100=リピート率
例えば、サロンの顧客の総数(A)が50名だとして、3回以上来店したお客様(B)が25人なら50%、15人なら30%です。
あなたのサロンのリピート率は何%でしたか?
これまでリピート率を出したことがないセラピストさんは、この機会にぜひ計算してみてください。
開店記念の値引きセールや、SNSやチラシを大量に撒いてお試し価格の新規のお客様がどんなに来店されても、その先定価で繰り返し来店されなければ宣伝経費ばかりかかって、経営を圧迫するばかりです。
特に個人サロンや自宅サロンの一人オーナーの場合、そんな薄利多売商法を続けていたら疲弊するばかりなので、人数よりもリピート!=生涯顧客を作ることが重要です。
長くリピートしてくださるお客様を一定数持っていれば、宣伝費をかけてご新規客を集める必要もありません。
それにお客様が本当に喜んでリピートしてくださっていれば、口コミ・ご紹介が出ることに繋がり、時々新規のお客様が自然に生まれてくる・・・。
これが私が20年間やってきた『ゼロ集客』の意味です。
それではここからは、なぜお客様がリピート率してくださらないのか?その原因について、セラピスト側とお客様側の両面から見ていきましょう。
それではここからは、なぜお客様がリピート率してくださらないのか?その原因について、セラピスト側とお客様側の両面から見ていきましょう。
一生懸命練習して習った技術は問題なくできているはずなのに、なぜか手応えがなく、お客様に喜んでもらえていない気がする
多くの開業セラピストさんが、恐らくそんな状態だと思います。そしてその多くが、なぜそうなのか?リピートしてもらえない原因についての答えが見つからずに悩んでいるのです。
セラピスト側の問題点
ではセラピスト側の問題点、原因を見ていきましょう。
- やり方と順番と回数しか習わなかった:セラピストの技術を教えている多くの協会や先生は、技術を身につける方法として、主にやり方(手順)と回数を教えています。
なぜかと言うと、先生自身もやり方(手順)と回数を教えられてきたからです。
自分が習ったことをそのまま教える…日本独特の「形から覚える」技術の伝達方法が一般の教室ではまだまだ行われています。 - どんな状態のお客様にも教わった技術をそのまま提供している:人は生きているので体調も日々微妙に変化しています。疲労やストレス、精神状態が体に不調として表れてくるものです。そんなお客様の日々の状態に対して、毎回同じ技術を繰り返すばかりでは、その技術が合う日もあれば合わない(効果が全く感じられない)日もあります。経験を積んだセラピストの安定して変わらない技術が、お客様にとっては逆に変化に対応してもらえない不満として残ります。
- 手技本来の効果が発揮できない:トリートメント手技にはそれぞれ意味と目的があり、それを知ることで目の前のお客様にどの手技をどう使うかが考えられるようになり、あなたの持っている技術の本当の効果を発揮することができるのです。
ところが手順と回数だけ教えられたセラピストは、手技の本来に意味と目的を知らないために目の前のお客様に合わせて必要な手技を組み立てることができないため、満足のいく結果をだすことができないのです。 - お客様の知りたいことに答えられない:多くのスクールでは主に技術の指導が主になるため、理論を習っていないので、お客様に体について聞かれても自信を持って答えられないことで困っているセラピストさんが多いのが現実です。
以前の生徒さんで、サロン勤務の時には「それはヤバイですね〜」だけでやり過ごしてきた!という人もいたくらいです。
また理論は勉強したけれど、実際のお客様の状態に対して理論を繋げることで自分の技術の効果を納得できるようにお話することができないで悩んでいる人も多くあります。
お客様側の問題点
そんなセラピストさんのお困りや悩みの解決法に行く前に、お客様側の原因=リピートしたくない理由を見ていきましょう。
わざわざ時間とお金をかけてサロンに行く目的は、みなさん何かしらの不調や不具合を抱えている人が殆どだからですよね。
不調や不具合が起きて病院に行って検査をしても「病気ではないので問題はない」と言われてしまう。
「病気ではない」としたら、一体なぜこんなことが起きているのかを知りたい!
人伝てに評判のよさそうな所を探して、これまで何軒もの治療院やサロンに何年も通ってきたが、なかなか改善しない
これまで私が出会ったお客様は、みなさん口を揃えてこうおっしゃいました。
あるお客様などは、毎朝頭痛で起きられなくて病院で検査をしたけれど「首と肩の筋肉のコリが原因かも」と言われて、痛い痛い施術を色々受けているけれど頭痛薬は手放せない状態でした。
因みにこのお客様はサロンに定期的に通うようになって、1ヶ月もしない内に頭痛薬を飲むのを忘れるほどになり、1年後にはご自分に頭痛があったことさえ忘れてしまっていたほどでした(笑)
話を戻しましょう
お客様にそんなに切実な願いがあるのに、それでも初めて行ったサロンで次回の予約を入れない、つまり「通いたいと思わない理由」とは何なのでしょう
- 明確な答えがもらえない:これまで出会ってきたセラピストさんたちの多くは、お客様の不調に対してなるべく深く触れない傾向がありました。お客様が不調や不具合を訴えられても「あ〜そうなんですね、お辛いですね」と寄り添うだけで終わってしまっていた人が殆どでした。
お客様はこれまで、自分に合う治療所やサロンを探し回って来た方が殆どです。医師でさえ検査をし尽くしても不調の原因を見つけられなかったのだから、そんなに期待してはいないけれど、それでも少しでも今の状態から抜け出せる可能性を感じさせてくれなければ、通い続けようとは思わないのは当たり前です。 - 常に同じトリートメントしかしてもらえない:。来店時のカウンセリングでセラピストは色々お客様に質問しますね。体調に不具合がないか?コリや疲れなど辛いところはないか?と、細かく質問しますが、いざトリートメントとなると「ではいつもの60分コースですね」と…
せいぜい「じゃ今日はそこを丁寧にやっておきますね」と言われてその部分を少し長くやるだけで、受けていることはいつもと全く同じことしかしていない…というやり方が殆どです。
これでは知り合いから「あそこのサロンなかなか良いわよ」と言われると、そっちに行って見たくなるのは当たり前です。
いかがですか?これを読んでいるあなたも、お客様の目線で考えれば、なぜリピートされないのかが推測できますよね
それではここで、先日私のサロンで実際に起きた「ゼロ集客」の実例をご紹介しておきましょう。
私は最初は健康グッズの体験サロンからリンパトリートメントを学び、スクールを始めました。
なので最初の5年ほどはサロンとして積極的にお客様を取っていましたが、途中からスクールの生徒さんが増えてきて時間の都合がつかなくなってきたため、スクールメインに切り替えてからは、サロンはご紹介だけの極限られたお客様だけを細々と受けていました。
そしてちょうど今から1ヶ月ほど前、古い友人からSOSのラインが入りました。
「坐骨神経痛で夜も寝られなくて困っているので、どこか良いところはないですか?」ということでした。
もう3ヶ月以上、良いといわれる整骨院や治療院に通っているけれど、痛みが取れずにとても辛かったそうです。
サロンから車で30分くらいかかる所に住んでいますが、痛くて運転もままならないとのこと。古くからの友人のことなので、日曜日に出張することにしました。
久しぶりに会った彼女は、痛みで夜寝られずげっそりとした様子で、整骨院や鍼灸治療院での状況を話してくれました。
どちらの治療院でも、痛む患部を揉みほぐしたり鍼を打ったりマッサージをしてもらっていたそうで、かなり痛い治療を続けていたそうです。
坐骨神経痛は骨盤を通っている坐骨神経が何らかの原因で圧迫されることで、神経の繋がる先の部位に痛みや痺れが出て、とても辛いものです。
原因の多くは、大腿骨を骨盤に繋げている梨状筋という臀部の奥にある筋肉が硬くなることで、近くを通る坐骨神経に触れて痛みや痺れを起こすものです。
私はとりあえず、原因の可能性となっている梨状筋の状態を確認したところ、疲れてかなり硬くなっていることがわかったので、梨状筋と中臀筋を重点的にじっくりと緩めていきました。
トリートメントを終えて自宅に戻った時、その友人からラインが入りました。
「今日はお世話になりました。良い感じです。私にも明るい兆しが出てきそうです。
ありがとうね。トータル全て通っている整骨院の施術より断然良かったです。
私には琉魅子さんの施術が一番最適でした。」
という嬉しいメッセージが届きました。
そして‥…
「お友だちなんですが、足が痛くて膝が悪く正座ができません。CTもMRI検査も全て終わっていて、痛み止め、湿布マッサージをやってるけど半年たっても改善しないそうです。
ご紹介しても良いですか?」
と、同じように困っているお友だちを紹介してくれたんです。
ということで、先々週から新しいお客様が毎週一回サロンに通って来られるようになりました。
「ゼロ集客サロン」は誰にでも作れる
この例は、私がスクールで教えている先生だから起きたのでもありません。ましてや私は所謂ゴッドハンドなどという存在でも絶対にありません。
目の前のお客様一人一人の状態に「どんなトリートメントをしたら効果が出るのだろうか?」と毎回悩み迷いながらアプローチする方法を見つけ出そうとしているだけの存在です。
たまたまお客様(友人)が抱えている不調に対して私が行ったトリートメントが、お客様の要望にぴったりハマっただけのことです。
そして経験を重ねる内にハマる確率を上げてきただけなのです。
それは20年近くかけて積み重ねてきた私の「失敗→改善→成功」の経験から学びながら見つけ出してきたものです。
そしてそれは私にしかできないことではなく、必要なことを学んで正しく訓練すれば、だれにでもできることですし、ポイントさえわかれば20年もかける必要も実は無かったのです。
では「ゼロ集客サロン」を作るために必要なものとは何でしょう?
- お客様に起きている現象(不調)とその原因を見極める目
- 原因と結果の関連を提示して、お客様に起きる可能性を納得して試してもらえる説明力
- その時のお客様の状態に対するアプローチ方法を組み立てて、狙い通りの結果を出せる力
これまで私が出会ってきたセラピストさんの中でも、長くサロンを経営して成功できているのはこの力を持っているセラピストさんでした。
お客様の切実な願いに対して原因と対策を見極め、少しでも希望が見えるような説明ができて、お客様が納得できる結果を出せる力を持つセラピストは、今後も生き残っていくことができるのです。
脳も体も納得して、信頼できる結果を出すことが全て
お客様はまず初回来店の時に、このサロン・セラピストは自分の願いを叶えてくれそうかどうかを見極めるつもりで来店されます。
抱えている不調の原因や感じている疑問に対して明確な答えを出してくれるかどうか?
理論的に信じられる未来の姿を見せてくれるかどうか?
そして、納得できる体感が得られるかどうか?
初回来店の時にこれらを感じることができなければ、お客様は「また来よう」とは思えずに、自分にピッタリの別のサロンを探すことになります。
私の場合は最初にリンパに出会ってリンパ一筋10年スクールでリンパ理論と実技を教えてきました。
ただ、リンパだけではお客様の体の奥深くの筋膜や筋肉の凝りを緩めることができずに、お客様は毎回同じ場所に同じコリを抱えて帰っていらっしゃるという、根本解決ができないジレンマからオーストラリアのリメディアルという技術を学び、アプローチ方法を見つけてきました。
そして今では、目の前にどんな状態のお客様がいらしても自信をもってトリートメントできるようになりました。
ただ、私の場合は偶然最初に学んだのがリンパだったことが、この仕事を20年続けて来られた大きな要因だったと思っていまあす。
怪我や病気以外の不調の殆どは、リンパの働きに関連しているのです。
体を健康に保ち生き生きと日々生きていくために、リンパは私たちの体の中で一時も休まず働き続けてくれています。
なので、今のお客様の状態にリンパの理論を具体的に繋げて説明することさえできれば
「じゃぁ一度試してみようかしら?」としばらく続けて通ってくださることになります。
多くのお客様が持つどんな願いもリンパが糸口になってリンパ理論に答えを見つけ出すことができるのです。
例えば、疲れが溜まる、体力が落ちる、痩せたいなどなど、リンパの働きを知ればそれらが全てリンパと深く関連していることがわかります。
だから直接肌に触れるトリートメントの効果や、それぞれのお客様のどんな不調や不具合にも対応できることをわかりやすくお伝えすることが、リピートしてもらえるかどうかの重大なポイントになるのです。
その具体的な方法については
私の無料セミナーを参考にしてください。
あなたもぜひ、お客様の脳も体も納得できて信頼できる結果が出せるセラピストになることで、宣伝しなくてもお客様がリピートしてくれる「ゼロ集客サロン」を実現してください。
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