こんにちは、劉です。

先週から新しく始まりました、【連載:おうちサロンの消費増税対策】。第2回の今回は、前回ご紹介した消費増税までにするべき事の中からSTEP1:仕入れ先への新価格の問合せ・確認について、気をつけるべき点についてお話させていただきます。

仕入れ先の対応をまず確認

前回も書かせていただきましたが、おうちサロン経営者のほとんどがディーラーさんから仕入れていらっしゃいます。ですので、仕入れ先との原価交渉はまず不可能です。とにかくまずは担当の営業さんに電話を入れて、来年度からの価格に変更があるかどうかを確認しましょう。

これまで全て内税だったものが、今年10月1日から既に外税表示が可能になっています。既に大手スーパーやコンビニチェーンなどが表示価格について方針を発表しているのはニュース等でもご覧になりましたよね。2017年3月までは内税・外税が混在する状態が続きますので、仕入れ先がどちらになるのかを確認する必要があります。これが分からないと仕入れの時に も困りますので、まずは消費者として確認するつもりで、出来るだけ早く確認をしましょう。

また、この機会に本体価格そのものを再考慮するメーカーも出てきます。「内税・外税どっちになりますか?」とだけ聞くとそれだけしか教えてくれません。この時必ず「本体価格の変更はありませんか?」と念を押して確認することも大切ですね。

仕入れ先がなかなか決めてくれない

確認の為にディーラーさんに連絡をしても「まだ決まってません」と言う答えもあるかもしれません。先日のセミナーでは、事業主として表示価格を遅くとも11月中頃には決定するようにとのお話でした。このお話は中小企業の小売業でのお話ですので、皆さんが仕入れていらっしゃるメーカーさん自体は既に決定していると思います。ただ、メーカーさんの中には決定を先送りしているところもあるでしょうから、皆さんが直接やり取りしているディーラーさんによっては、全メーカーの方針が出るまでは決定できないところもあると思います。

それでも、ディーラーさんから対応策の報告書類が送られてくるまで、あても無く待っているのでは、次のSTEP2に進む事ができません。ディーラーさんに取引先の事業者として尊重してもらう為にも、最低でも「いつ決定予定なのか」だけでも確認する必要があるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?仕入れ先とのやり取りは、おうちサロン経営者のほとんどが受け身な状態だと思います。特にディーラーさん側から見ると、良心的なディーラーさんであっても、個人経営で自宅の一室で営業しているだけのおうちサロンはとかく軽視されてしまうのは仕方ないと思います。だからこそ、このチャンスに早めの問合せをすることで、プロとして先を見据えた経営をしている姿勢を見せることは、今後の取引に有利になると思います。

次回は来月、STEP2:内税・外税表示の決定について、想定するべき問題や、決定時に考慮するべき点などをご紹介します。価格の見直しなどについても書かせていただきますので、お楽しみに!